crazy for you.【進撃の巨人/ハンジ・ゾエ】
第6章 悪くない
アウラは周囲を取り囲んだ
全ての巨人の腕を粉々に粉砕すると
背後に回り込み円を描くように
全てのうなじを削いだ。
ハンジは絶句した。
まるでその姿は
リヴァイの立体機動と重なるからだ。
「な・・・・・・」
リヴァイも驚いているのか
目を見開いている。
「・・・・・・っハハ・・・!」
そんな中エルヴィンだけが声を出して笑った。
三人の視線はエルヴィンに向けられる。
「もういいだろ、リヴァイ、ハンジ。
実力は本物だったという事だ。」
「では・・・!」
瞳を輝かせるアウラに
エルヴィンは微笑んだ。
「アウラ、
君が調査兵団に入団することを許可しよう」