第1章 ○ 猫遊戯*太宰治
「…太宰さんが欲しい、です。」
「私は、"仔猫の"願いを叶えると言った筈だけど?」
「太宰さんが欲しいです、にゃん…?」
「フッ、…想像以上だ。」
静かにそう呟くと、身体を反転させられる。
「きゃっ…!」
「君は今、私の飼い猫。なら動物らしく、後ろから沢山突いてあげる…。」
その言葉が聞こえたと思ったら、太宰さんの熱い昂りが一気に捩じ込まれる。
「あぁっ!…ダ、メぇっ!」
「…っ、ちゃんと、猫らしく鳴いてっ?」
「んぅ、にゃぁ…っ!」
「うんっ、可愛いよ…っ。」
パチュ、パチュン…!
本当の猫のように四つん這いになり、後ろから太宰さんに激しく打ち付けられる。
太宰さんに出し入れされる度に、蜜が飛び散り、シーツを汚す。
「あっ、あっ、…んぁっ!」
「…っ、すごい締め付けだねぇっ。気を抜くと、持っていかれそうだよっ。」