第18章 俺も癒されたい
俺の携帯にから電話が入る
「ついたか?ここのフロアまで上がってきていいぞ、いつも悪いな」
俺も萩原も帰れないからが着替えを持ってきてくれた
「、こっち」
エレベーターの近くで待っているとちょっと緊張した面持ちでが歩いてくる
「警視庁の中に入るのなんて初めてて緊張しちゃう」
「ははっ、そんなにこえー顔しなくても大丈夫だって」
「あっ、ちゃーーん」
萩原が飛びついてきた
「重いっ…研ちゃんどいて」
「萩原、離れろ」
「いいじゃん、男ばっかでむさくるしい中頑張ってるんだから、俺だって女の子に癒されたい」
「よしよし、ずっと気を張り詰めてるんだよね、頑張ってくれてありがとう
私たち市民が安心して暮らせるのは研ちゃん達警察官のおかげだね」
こういう時の萩原の扱いは天下一品だと思う
離れろなんて言っても絶対離れないし
褒めて照れさせて萩原から離れるようにしないといけないらしい
正直、俺は面白くはない
ブスッとしていると俺にも労いの言葉を掛けてくれる
「2人とも絶対気をつけてね」
下まで見送りに来た
少し人気のない所までを連れてきて抱きしめる
「ちょっ、陣平…人来ちゃう…」
「ちょっとだけ充電させて…」
ほんの少しだけ抱きしめて体を離したら、屈んでというジェスチャーをされたので言われた通りにした
チュッと頬にキスをされた
不意打ちのかわいいキスに耳まで赤くなったのがわかった
「じゃぁね、陣平」
も照れながら走って帰っていく
まだの唇の感触が残る頬に手をやり、後ろ姿を見ていた
やられた…可愛すぎかよ…