第14章 俺は帰らない方がいいのかな
に気持ちを伝えて数日、やっと事件が一段落して時間を取る事が出来た
携帯でに連絡をする
19時に駅前で、デートだからなオシャレしてこいよと
驚いていたけど、わかったと返信してくれる
届いたメッセージをみてニヤニヤが止められなくて萩原に気味悪がられた
「やっとちゃんとデートか
俺は今日帰らない方がいいのかな?」
「バカか
またちゃんと付き合ってねぇし、俺の事を好きになるまでしないって言ってあるし」
「あらまぁ、急にどうしたの?
散々抱き潰しておいてさ」
自分でもわかってるから言わないでくれ
約束の時間より早く着くとはもう来ていて誰かに声をかけられている
全く…目を離すとすぐこれだ…断っているけど相手はしつこい
男がに触れようとした所で止めに入った
「こいつは俺の連れなんでね、気安く触れないでくれないか」
舌打ちをしてその場から離れる男にガンを飛ばしているとスーツの裾をキュッと握られた
「遅くなって悪かった…大丈夫か?」
はちゃんと可愛くしてきてくれた
オフショルのワンピースにちょうどいい高さのヒール
髪も巻いて控えめに言っても可愛すぎる
ちょっと肌が出過ぎている気もするが…
駅前で間に合わせするんじゃなかったなと後悔した
「そんなジッと見ないでよ、恥ずかしいじゃない」
「ははっ、予想以上に可愛かったから」
柄にもなくそんな事を言うと、照れてしまう
本当は手を繋ぎたかったけど、ドキドキしてるのが手から伝わりそうだったから、ポケットに手を突っ込んで歩き出す
自然に腕を絡めてくるこいつは無意識にやってるんだろうが、こっちはいちいち反応してしまう
2人で食事をして、行きつけのバーに誘った
バタバタしている間に過ぎてしまっていたの誕生日
萩原の発案で、諸伏と降谷も呼んで4人で祝ったらしい
と言っても、忙しい降谷が予定を合わせるのが大変だとあいつがポアロの仕事をしている時に3人で行ったそうだ
のために特別メニューを出してくれたと喜んでいた
あいつは昔から料理も美味かった
なんでも器用にこなしちまう
諸伏もそういう奴だった
手先の器用さだけは負けないと爆弾処理班へ配属希望を出した
いろいろあって今は刑事課だ