第8章 誠凛vs秀徳
「えっと…つまりどういう事だ!?」
「あれ、さやちゃんって
黄瀬の彼女じゃ…」
一旦収まっていたざわめきが爆発的に再加熱する
「さやっ!薄々わかってたが
黄瀬の他に緑間もか!?」
「日向落ち着いて!」
「さやちゃん!?
真ちゃん以外に黄瀬もって
ライバルのハードル高すぎなんだけど!?」
「高尾ライバルとはどういう意味なのだよ!」
「さやてめぇ…
俺に散々好きなようにさせてたくせにっ
何人彼氏がいんだよ!」
「火神くん聞き捨てなりませんね
さやさんに何をしたんですか」
「さや…どういう事だこれ!
お前っ黄瀬の彼女じゃねぇのか!」
「まあまあ、笠松先輩
って言ってもさやっち手出しすぎ!」
さやに詰め寄るさやと関係のある男達
だがさやは
いつも通りの笑みで全員黙らせた。
すると今度は
(((絶対さやは渡さねえ)))
と バチバチとメンチを切り合う男達
「とりあえずお腹空いたわ
どこか席に入れて」
「「「こっちの席に来いっ!」」」
「ハモらないでよ
順平さん、大我、笠松さん」
呆れ顔でため息をつくさや
とりあえず椅子を一脚持って
火神と黒子の間に腰を下ろした
「ってあれ、海常の笠松さん!?」
「…なんで知ってんだ?」
「月バスで見たんで!
全国でも高ポイントガードとして有名人じゃないっすか!
同じポジションとして話聞きてぇな!
ちょっと混ざっていいすか!?
あ、こっちの席で話しましょうよー!
さやちゃんもおいでー!」
高尾に引っ張られたさやは
今着いたばかりの席を離れ
座敷席の笠松と高尾の間に座る事になった。
「あの席パネェ!」
「ちょっと超ワクワクするわね!」
「おじさん豚玉お餅入れてください」
さっきまでさやがいた席は
火神、黒子、黄瀬、緑間となり
リコ達が大興奮していた。