第13章 試合と青峰大輝
「桐皇学園対誠凛高校
試合を始めます!礼!」
「「「よろしくお願いします」」」
遂に 試合が始まる ---------
[試合内容弄りまくりの俺TUEEEEです]
ジャンプボールは若松と火神
高く上げられたボールは、火神の手に。
すかさず日向にパスをするが
それを今吉がカット
すぐに日向がディフェンスに入る
「流石に戻り早いなぁ
ほんならまあうちの特攻隊長に切り開いて貰おうか」
今吉から桜井へのパス
手元をクロスしてボールの軌道をよませない
そこに火神のディフェンスを振り切ってきた
さやが今吉のボールをスティールした
「なっ…!
(仲間のボールをスティールだと…!?)」
「翔一さん全部俺にボール回せって言いましたよね?」
追いついた火神が
さやをディフェンス
身長の高い火神と女のさや
体格差があり過ぎて勝負にならない
観客は誰もがそう思った
「小さい俺からすれば隙だらけだ」
左、右とフェイントをつけ
火神を交わしていく
(左に重心かかりすぎなのよ
右足、怪我したもんね…?)
そのまま火神の真後ろでジャンプシュート
まずは2点
「いやー悪いなさや
まだエンジンかかってへんかと」
「最初からエンジン全開ですよ
いいからボール下さい」
「くそっ…!
(流れる様なボールさばき…本当にコイツ強え…)」
「火神くんさやさんは強い
…特に前半スイッチが入るとキセキでも止められません
気を抜かないでください」
「…っ…わかってら」
黒子に諭され
もう一度さやとマッチアップする
(気は抜いてねぇ…
さやが早すぎる。
動きがトリッキーでまるで雲を掴もうとしてるみてぇだ…!)
誠凛ボールからスタート
伊月から日向にボールが渡る