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リンゴ

第12章 黒子テツヤと試合












桐皇対誠凛戦 当日 ----------





朝日が緩やかに差し込む


夏の朝は早い

今は心地よい日差しも、日が昇るにつれ
ギラギラした暑い日差しになっていく


さやは珍しくアラームが鳴る前に

ゆっくりと起き上がった




今日は大事な日だ



「ふあっ…まだ眠い…」



ぐっと伸びをしてその場で軽くストレッチを始める


するとベットの奥ですやすやと眠っていた塊が
もぞもぞと動き出す

布団からはみ出るさらさらの髪をそっと撫でる



「んー…さやー…?」


「起きて大輝」



ごろりと寝返りをうった青峰は
さやの腕を掴み強引に引き寄せる

勢いのままに青峰の胸にダイブするさや




「いたっ…」


「あ、わり」


「もう…朝ごはん作るから離して」


「んなもん後だ、後

つーかあんだけして
よく朝から動けんな…」



大きく欠伸をする青峰は
さやを抱き締める腕により力を入れた
離す気はないようだ


青峰が昔から朝が弱いは知っていたけど

最近酷くなっている気がする



(寝る子は育つと言うけれど…
一体どれだけ寝るつもりかしら…)


またうとうととしだした青峰を見て
さやは深くため息を吐き

青峰の唇にそっと唇を寄せた



「んん!?……ちょ…ん…さやっ!…っ!」


「んっ…はぁっ…んんっ」



舌を滑り込ませ卑猥な音を立てながら絡ませる

唇を啄み、ちゅっとリップ音を立てて離れれば

寝起きに激しいキスをもらって
頭に酸素が回らないのかぼーっとさやを見る青峰



「目は覚めたかしら?」


「いや、ダメだ。したくなった」


「え?ちょっと大輝っ…」




青峰にのしかかっていた体を
くるりと反転させられると青峰は
さやの胸に手を伸ばしやわやわと揉み始めた








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