第11章 過去とプール練
「んん!?…っ…ふっ…!!」
「んはっ…たまんねぇな
アイツの女を良いようにするってのはこんな気分か」
反抗する手を取られ足払いをされたさやは
どすんっと大きな音を立てて尻もちをついた
痛い、痛い…
怖い、怖い…
助けて虹村さん…!
のしかかる灰崎はさやの両手を拘束したまま
器用にシャツのボタンを外すと
てっぺんにしゃぶりついた
「っ……!やめ、ろ!
離しなさいっ!いやっ!いやぁっ…!」
「いいねぇ。もっと聞かせろよ」
灰崎は容赦なくさやのスカートに手を伸ばす
ごつい手が肌を滑り下着の上から触れた
くちゅくちゅと蕾を左右に刺激してくる
さやはじたばたと暴れたが
大きな男の力にかなうわけめなく
嫌だ嫌だと繰り返しては涙を零した
「もうぐちゃぐちゃじゃねぇか
口では嫌がりつつ体は感じてんだなオイ
虹村さんが知ったらさぞ喜びそうだ」
こんなに嫌なのに
私は感じている…?
こんな奴に良いようにされて
濡らして喘ぐ汚い女だと言うの…?
零れ落ち続けていた涙が止まり
抵抗しつづけていた手も、足も動けなくなった
「…にじ、むらさん…」
一軍体育館からバスケのスチール音が聞こえる
この中に虹村さんもいるのかな
私が犯されている横で笑ってバスケしてるのかな
灰崎はさやが暴れなくなったのを見ると
満足そうににやりと笑って自身を取り出しあてがった
「ハッ!いい顔だなあ?さやちゃんよぉ」
「っ…!…待って!それだけは…
やめてっ……やめてっ…!」
「誰も助けになんてこねーよ!
愛しの虹村さんもなっ!」
最後の抵抗虚しく、ぬるりと灰崎のそれは
さやの中に入ってきた
痛みを感じない滑りの良さが
自分の汚さを証明していた
-------直後、人一倍大きな影が灰崎に影を落とした
「なーにしてんのー?」
「チッ…敦かよ。
散れ散れ。今お楽しみ中だ」
「はあ?ちょ、紅ちん泣いてんじゃん
とりあえず離れないと捻り潰すよ」