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囚われの妖精は今日も犯される

第4章 アランの弟


「どっ、どなた様でしょうか…。」

ジュリは訊ねた。

「そんな怖がんなって。俺はアラン様の弟の、ダヴィだ。」

「ダヴィさん…?」

「ああ、よろしくな。ところでお前の名前は?」

「ジュリと申します。」

ジュリは頭を下げた。
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