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囚われの妖精は今日も犯される
第6章 アランの伯父
「そうか…。もしかしたら君のお母さんは…。」
ヴァレールはここまで言いかけると、急に黙った。
「どうかしましたか?」
「いや、何でもないよ。」
ヴァレールは微笑むと、自室の扉を開けた。
そしてジュリを椅子に座らせると、綺麗な布切れを持ってきた。
「これで少しは痛みも引くだろう。」
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