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【ダンガンロンパ】撃ち込め、恋の弾丸!【短編集】

第2章 希望を前に幸運はわらう【狛枝凪斗】


「その程度で"希望"だなんて、キミのは随分とお粗末だね」
「おそっ……!」

確かにあまり考えずに思うがままに言ってきたけど、そんな言い方はないのではないだろうか。
あまりの酷い言い草に、思わず頭に血が上りそうになる。でも瞬時に我に返り、頭を冷やすように首を横に振った。

(怒ってる場合じゃない……!)

私は狛枝くんを説得しに来たのだ。なのに、頭に血が上って怒っていたら説得もなにもなくなる。それじゃあ駄目だ。
私は一度目を閉じて小さく深呼吸する。そして目を開け、身体に力を入れてから狛枝くんを睨みつけるように見据える。……でも、彼の表情は変わらない。

「そんな事を言われても、私は諦めるつもりはないよ。コロシアイなんて、絶対に起こさせない」

そう口にしながら頭の中に思い浮かんだのは、「楽しみにしてるね」と言ってくれた、狛枝くんの眩しかった笑顔。
……今思えば、もしかしたらそれは本心じゃなかったのかもしれない。でも、それでも構わない。

(だって……)

「言ったでしょ?私の夢は、自分の作ったお菓子で"みんな"を笑顔にする事だって。そして、その"みんな"の中には、ちゃんと狛枝くんも入ってるって」
「!?」

無意識の内だったけれど、あの時言ったこの言葉は嘘ではなかったから。
だから自分の夢の為にも、狛枝くん含めて誰1人欠ける事なくこの修学旅行を終わらせたい。コロシアイなど以ての外なのだ。


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