• テキストサイズ

【ダンガンロンパ】撃ち込め、恋の弾丸!【短編集】

第2章 希望を前に幸運はわらう【狛枝凪斗】


「やめて、輝々。……無理に笑わないで……」
「っ、む、無理に笑ってなんかないよ…!も、もう…!は何を言ってるのかな……!」
「……幼馴染みである私が、見抜けないとでも思ってるの……?」
「!?」

まったく、一体何十年幼馴染みをやっていると思っているのか。
私の鋭い言葉に、輝々は驚いたように大きく目を見開き、先程よりも更に顔を青くさせながら口を閉じたり開いたりする。その姿を見て、今度は悲しい気持ちが湧き上がってきた。
輝々を問い詰めたい訳でも、ましてや追い詰めたい訳でもない。

(……でも)

「私じゃあ、輝々の力になれないかな……?」
「!」

幼馴染みが何かに困ったり、悩んだりしているのなら力になりたい。そして、出来る事なら一緒に解決していきたい。幼馴染みって、そういうものじゃないかな。
視界がぼやけながらも輝々に近づいてそっと頭を撫でると、輝々の目からも涙が溢れ出し、頭を撫でていない方の手をギュッと強く掴まれた。

「ありっ…ありがとう、…!本当はぼく、怖かったんだ……!」
「一体、何があったの……?」
「じ、実は––––」























「狛枝くん」
「ん?……やあ、さん!お菓子作り、お疲れ様」
「ありがとう。狛枝くんも、掃除お疲れ様」

私は"隅に置いてあるテーブル"の近くで壁に寄りかかり、楽しそうにパーティをしているみんなを眺めていた狛枝くんに声をかけながら近づく。そして隣に並び、彼と同じように壁に寄りかかると、狛枝くんが困ったように笑みを浮かべながら口を開いた。

「さん、ボクなんかの隣にいても楽しくないよ?」
「そんな事ないよ。……あっ、もしかして迷惑だったかな……?」
「そ、そんな…!逆ならまだしも、ボクが迷惑だなんて思うわけないよ……!」
「そっか!よかったぁ……」

狛枝くんの返事にホッと安堵の息を吐き、チラリと気付かれないように彼の後ろにある卓上ランプが置かれたテーブルを見る。

(あそこのテーブルの裏に、ナイフが仕掛けてあるんだよね……)



/ 41ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp