• テキストサイズ

【進撃の巨人/リヴァイ】心の氷が溶けるまで。

第9章 リヴァイとの個人訓練




~ドロシーが去った後~


「…ねぇベル。ちょっと考えたことがあるんだけど…」

「ん、なぁに?」


ティアナは考えたことを話し始める。


「私がまず言われたところに行くでしょ。で、ベルは拘束できる
縄もって、幹部クラスの人を呼んで後からきて」

「でもそれじゃティアナが危ない…」

「大丈夫。できるだけ時間稼ぎするし、私が対人格闘強いの
知ってるでしょ?むしろベルにまで協力させちゃってごめん」

「私が協力するは全然かまわないんだけど…」


本当はもっといい案があるかもだけど、詳しく練ってる時間はないし
キャシーの対人格闘は今のところ無敗だ。
相手がリヴァイとかミケだとか、よっぽど強い人じゃなければ
倒す自信がある。

ベルはまだ納得しきったわけじゃなかったみたいだけど、
ティアナは勢いで押し切った、というわけだった。


***


「ほんとティアナが無事でよかった」


縄で動けないよう、気絶した男を縛りつけながらベルが呟く。
本当に心配してくれていたのが声色から伝わって、ティアナは
申し訳なくなる。


「心配かけてごめん」

「何もなかったからいいけどさ」

「ありがと。…そういえば、ベルは誰を呼びに行ったの?」


ふと疑問に思って尋ねる。
誰かを呼ぶように頼んだはずなのに、それらしき人はまだ現れて
いなかった。

/ 156ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp