第9章 リヴァイとの個人訓練
ドロシーはティアナに嫌味を言ってきた新兵の名だ。
ベルが教えてくれた。なんでも自分が一番かわいいと思っている
痛い系の女子らしく、彼女を知る人からは嫌われているそうだ。
「どうでもいいけどさ、俺早くヤりたいんだけど」
その一言で一気に男たちの目つきとその場の空気が変わった。
ティアナもこれ以上は話せないと判断し、その時を待った。
いつの間にか背後にいた男に腕を掴まれ…かけて、
ティアナはパッと振り向くと逆にその男の腕を捻った。
「…女だからってナメてると痛い目見るよ」
「このアマァ!」
いきり立った他の男たちが襲い掛かって来るけど、ティアナに
とっては脅威じゃない。
訓練兵時代、キャシーに教わった対人格闘がこんなところで役に立つなんて思ってなかったけど。
キャシー、今どうしてるかな…
なんて考えつつも四人とも叩きのめすと、奥の暗がりに向かって
声を掛けた。
「ベル、縄ある?」
「はい、どうぞ。てか、ティアナやっぱり強いね」
「キャシーのおかげだから」
何故ここにベルがいるのかというと。
話は夕食時に遡る。
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やっぱりこういうシーン苦手だなぁ。
てか、ようやくあの新兵の名前出せた笑