第9章 リヴァイとの個人訓練
その日の夜。
リヴァイは部屋で執務に追われていた。
夕飯はさっき食べ終わったところだった。
手を動かしながらふとした拍子に思い出すのは、今日ティアナを
抱きとめたときの感触。
あの時は心配で咄嗟に抱きしめてしまったけど、想像以上にティアナは
華奢で柔らかくふわふわしていた。
みんなと同じ、いやそれ以上に鍛えてるはずなのになぜあそこまで
柔らかいのか。
リヴァイもいい歳だし女を知らないわけじゃない。
でもそんなの比べ物にならないほど…
「…はぁ」
考えていたら下半身に集まっていた熱に気付く。
ここ数年は特に女なんて抱いてる暇もなかったし、
リヴァイは元々性欲が強いわけではない。
でも溜まる時は溜まるしその度処理してきたけど、
まさかティアナでこんなになるとは。
深呼吸して落ち着かせようとするけど収まらない熱。
「はぁ、」
リヴァイはもう一度ため息をついてお風呂へ向かった。