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【進撃の巨人/リヴァイ】心の氷が溶けるまで。

第9章 リヴァイとの個人訓練




壁外調査が迫る中、ティアナは全体の訓練もリヴァイの訓練も
順調にこなしていた。

そりゃあ皆より訓練の量が多くて二つある日はへとへとになるけど
体力もつくし、何より成長してるのが分かって楽しかった。


リヴァイのアドバイスはいつも的確で分かりやすいからすぐに改善
できる。この人は部下のことをよく見てくれているんだなぁと
改めて思う。

今もリヴァイの後について飛んでるけど、前よりも楽に速いスピードで
飛べている。


…なんて調子に乗ったのがいけなかったのかもしれない。


「…っ!?」


不意に手が滑って、飛ばしたアンカーがきちんと刺さらなかった。
もう一回飛ばすけど、体勢が崩れた上に焦ったせいかまた刺さらない。

幸い、地面からそんなに高くないところを飛んでいたから落ちても
骨折はしないだろう。

なんて頭のどこかで冷静に考えてるけれど、今まさに落ちてる最中だ。
少しの浮遊感を感じながら、来るであろう衝撃に耐えようとギュっと
目を瞑った。

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