• テキストサイズ

【進撃の巨人/リヴァイ】心の氷が溶けるまで。

第8章 訓練に訓練、そしてちょっとの甘さ




何という悪運。

ハンジやリヴァイ、ミケやナナバら幹部は基本訓練時に合同班に
ならないようになっている。
それは実力あるものが指導して全体の兵力を上げるためだ。

だから今日みたいにこの3班が集まるのはほとんどない、のに。
なんでよりによって今日なの!

ティアナは逃げ出したかった。


「今日はリヴァイ班、ハンジ班、そして私の班で立体機動の
訓練をする」


リヴァイと目が合って顔をしかめなかったティアナを褒めて
欲しいくらいだ。
昨日の失態を思い出すと、穴があったら入りたいほど恥ずかしい。
てかむしろ穴掘って入りたい。

お詫びとお礼に行ったはずなのに、再び寝ちゃって迷惑かけるとか!
ありえないんだけど!

しかも前回と違って、起きたとき丁度リヴァイが着替えようと
していて、綺麗に鍛え上げられた上半身を見てしまうという
オプション付きだった。

時間を見れば割とぎりぎりだし、お風呂はリヴァイの部屋に来る前に
入ってたから良かったけど、軽くパニクって危なかったよ、ほんと。

思い出すだけで恥ずかしさで死ねる。
てか、実際の時はいっぱいいっぱいだったから今のほうが
恥ずかしいかも。


…心頭滅却。


一旦忘れよう、うん。
リヴァイは人類最強なんだから(ベルに教えてもらって知った)、
合同訓練なんて貴重な時間じゃないか。

とにかく今は訓練だ、と気合を入れた。

/ 156ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp