• テキストサイズ

【進撃の巨人/リヴァイ】心の氷が溶けるまで。

第3章 孤高の天才




朝食を済ませ、訓練開始時刻までに外に出て待つ。
各自準備運動まで済ませておくのが当たり前だ。

ティアナも改めて体を伸ばす。
訓練がきつくなるほど、準備運動の大切さが身に染みる。
この前それをさぼって訓練した人が居て、
その日の訓練で脱落組となっていた。

その事件?があってからはみんな真剣に取り組んでいた。
ティアナは準備運動が終わり少しぼーっとしていたが、
足音が聞こえて敬礼のポーズをとる。


「訓練兵共!今日は午前中対人格闘、午後は乗馬だ」

『はいっっ!!』

「散って各自始めろ!」


教官の声でさっと広がる。
対人格闘、正直言えばティアナはあまり好きではない。

役に立たないからとかではなく、単純に勝算が低いからだ。
ティアナの身長は高く見積もって152㎝。
よっぽどのうすのろか、身長が近くないと勝てない。

今対戦してる相手も、大柄な男。
決して素早くはないが力が強い。力量戦に持ち込まれたが
最後、抵抗する間もないまま負けた。


「おいおい、そいつちっせぇんだから手加減しろよ」

「これでもしてるつもりさ」


ティアナの隣でやっていた相手の男の友人がからかう。
そんな遣り取りは色んな相手がしていて、はじめはティアナも
気になったが、やがて慣れていった。

/ 156ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp