第10章 まったり休日
ティアナは一人頷いていると、ベルはまたからかうような顔に
戻って話し出す。
「それで、ティアナはいつ兵長に告白するの?」
「こ、告白なんて…!」
顔が赤くなっていくのが分かる。告白なんて考えもしていなかった。
何しろ、さっき恋だと自覚したばかりなのに。
「でもさ、すぐ壁外調査あるじゃん。兵長もティアナも強いし
絶対生きて帰ってくると思うけど。あ、もちろん私もね」
最後に茶目っ気たっぷりに付け足すベル。
「でも何があるかわかんないし、伝えられるときに伝えちゃった
方がいいと思うよ、私は」
「うん…」
ティアナは思う。
さっき自覚したばかりの恋だったとしても、ずっとその感情は
ティアナの中にあった。本気でリヴァイを慕っている。
だからこそ、リヴァイの負担になるようなことはしたくない。
特にティアナは訓練をしてもらっているのだから、嫌でも顔を
合わせてしまう。
お互いに能力のためだと分かってはいても、いくらリヴァイだって
振った相手を教えるのは気まずいだろう。
というか、好意一方的に寄せられていると分かっている相手の訓練
だなんて、普通に嫌だろうし。
――――――
100ページ到達!!🎉
これでようやくお互いに恋を自覚しましたね。
これからどうなっていくのか...!
作者の私にも分かりません笑
これからもこの作品をよろしくお願いします!!