• テキストサイズ

となりの彼。【黒子のバスケ短編集】

第3章 となりの小金井くん。



朝の通学路で 私は毎日ちょっとした賭けをしている。
行きがけに「奴」と会うか 会わないか。



「おーい 公子ー!」


来た。
ちなみに予想が当たったときは
私の好きなロリポップをひとつ買うと決めている。
今日買う味を考えなきゃ。

「コガ おはよ」
「へへ 姿見えたから走ってきた!
今日は早いんだなー」
「うちも朝練あるからね バスケ部も?」
「当ったりー!
でも昨日遅くまでゲームしてたから超眠ぃよ…」
「前言ってたカーレースゲーム?」
「それそれ なんかどうしてもさー…」
「1位になれない?」
「わ なんで分かんの!?」
「そりゃコガは筋金入りの器用貧乏だから」
「うーん そうだけどさー…」



コガこと小金井慎二とは 中学のときからの仲だ。
テニス部で一緒だったけど 高校に上がってから
コガはバスケ部に 私はテニス部に入ったので
前より少し話す機会が減っていた。

それでも私は ばかでお調子者で
でもとびきり仲間思いなコガのことがすきだ。
もちろん友だちとして、だけど。



「公子さ 時間ギリだったりする?」
「いや?いつも余裕持って出てるから」
「そっかそっか なら学校まで一緒行こ-ぜ!」
「喜んで」



to be continued**
/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp