• テキストサイズ

依存愛-彼と過ごした3000日-

第2章 朔


ぎゅって、しーちゃんの背中に両手をまわした。

大好きな、しーちゃんの匂いがする。



「ちゃんと別れるから」


「うん」



大好き。



大好き。



このすきを伝えるには、どーすればいい?


どーすれば、伝わるの?



何万回言葉にしても。
足りない。


溢れ出した『好き』は、どーしたら止まるのかな。





ずっとね。


恋愛がしたいって思ってた。


ドラマみたいな恋がしたいって。


何を犠牲にしても。
貫き通す恋愛に憧れてた。


『好き』って。
よくわからなくて。

恋愛の仕方もわからなくて。


全部しーちゃんが教えてくれた。

恋愛も。
人を好きになる気持ちも。
ふわふわしたこの気持ちも。
全部、しーちゃんのおかげで、知ることができた。


しーちゃんがいたから、花は今、ここにいるんだよ。


花、女の子に産まれて。
しーちゃんに出会えて幸せだよ。

しーちゃんの人生に関われたことが、すごくすごく、嬉しくて仕方がないよ。
/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp