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依存愛-彼と過ごした3000日-
第2章 朔
「好きにしなよ、もう」
ごめんね、澪。
本気とか冗談とか、境界線なんて鮮明にしちゃったら。
この関係は成り立たない。
しーちゃんにとっての花は、曖昧な関係でいいの。
自分で望んでここにいるから。
目に見える愛情なんていらない。
彼のそばにいられるなら、自分の気持ちなんて全部、ゴミ箱にでも捨てるよ。
彼が望まないものは、いらない。
彼が私を必要としてくれるなら。
彼が望むことを、望むものを、喜んで差し出すよ。
たとえそれが。
倫理に反しても。
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