• テキストサイズ

依存愛-彼と過ごした3000日-

第2章 朔


「ああ、それ俺も。気が合うじゃん」
「しーちゃんもっ」


バックミラー越しににらめっこ、止めよう?
運転は前みてするんだよ、しーちゃん。





「今日は亘は?」
「毎日毎日一緒にいないんだよ、あんたのとこみたいに」

いちいち、毒付くなぁ、澪さん。
思わず愛想笑い。



「毎日なんて会ってねーから」


うるさそうにそう吐き出すしーちゃんに、やっぱり愛想笑いが張り付く。


「えー?何いってんの?まだまだラブラブじゃん」

愛想笑いが嘘っぽくなんないようにしながら、冗談っぽく笑ってみせた。

「最近ケンカばっかで、疲れる」
「甘やかしすぎなんじゃない?」
「俺も、そー思う」
「年下だっけ?」
「18歳」
「高校生?」
「今年卒業」
「受験生だぁ」
「や、結婚したいって」
「は?結城、プロポーズされたの?」
「されんの待ってんじゃない?俺に」
「えー?わかってんならしてあげればいいじゃん」
「やだよ、めんどくせぇ」
「……………いちいち発言が最低だね」


後ろから長いため息。
澪はしーちゃんに対する発言と態度に問題ありますけどね?



/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp