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依存愛-彼と過ごした3000日-

第2章 朔


花がしーちゃんの彼女になったら。

しーちゃんはきっと他に女作って同じことする。
そんなの、耐えられない。

しーちゃんの一番になんてならなくていいから。
ずっとずっとしーちゃんのそばにいたいの。


彼女なら、いつか別れがくるでしょ?


でも、きっとしーちゃんは花を手放さない。


こんなに都合よく自分に従順な女、そういないもん。


「…………意外と計算高いんだな、お前」

「しーちゃんには、内緒だよ?」


「気付いてんじゃねぇの?修だぜ?」

「……………かも、ね」




ごくごくとビールを水のように喉に流し込む、澪の彼氏様は、花と話ながらもずっと視線では澪を離さない。
換気扇の下に来ても、ちゃんと澪のいるソファが視界に入る位置をキープしてるもん。


「藤崎さんて、澪大好きだよね」

「は?」

「しーちゃんと澪話してるの、気になる?」


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