• テキストサイズ

依存愛-彼と過ごした3000日-

第1章 夜暁


彼と付き合って半年。
しーちゃんから、久々にラインが来たんだ。


『会いたい』って。



それから、だよ。
こんな歪な関係が始まったのは。




そりゃ、ね。


『もう会わない』


それで終わりにすることだって出来たんだけど。
花にはそんな勇気、ない。
それを勇気なんて言っていいのかもわかんないけど。
しーちゃんを失うなんて選択肢、あるわけない。



大好き。

………………違う。



たぶんもう、しーちゃんに依存してたんだ。











「いつか絶対バレるよ」
「大丈夫、バレないよ」
「その自信、どっからくんの?」
「バレなきゃ浮気じゃないもん。びくびくする必要なくない?」
「何それ、結城が言ったの?」
「うん」
「………………純粋無垢だったはずの花が、結城のせいで真っ黒に染まってく」
「澪、言い過ぎだよ」
「私は結城みたいなの、一番嫌いなの」
/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp