【コナン・まじ快】薔薇を食べる【工藤新一・黒羽快斗】
第3章 4月
「「すみませんでした」」
服部くんと白馬くんが揃って頭を下げる。お昼ご飯を食べ終え、カフェラテの入ったカップを持ち後ろのソファーを背もたれに座る私は、両脇に座る新ちゃんと快斗に挟まれながら苦笑いを浮かべる。
「気にしてないから大丈夫だよ」
「少しは気にしろ!!」
「まぁまぁ、服部くんと白馬くんなら大丈夫だよ。それに思いの外2人とも反応が可愛くて面白かったし」
クスッと微笑む私に目の前の2人は、顔を赤くした。
「2人ともモテそうなのに免疫ないんだね」
「桃それ以上は虐めんなって」
「はーい」
快斗が苦笑いをしてそう言うと、私に大きなダッ〇ィーのぬいぐるみを渡した。間延びした返事をした私は、ぬいぐるみを抱いて快斗に寄りかかる。新ちゃんはを組んで目の前の服部くんと白馬くんを見た。
「それで?なんか用か?」
「なんや、用がなきゃ親友の家にきちゃいけへんのか」
「僕は突然は失礼だと止めたけど、無理矢理連行されてね」
「小学生か」
私はぬいぐるみを抱いたまま、よいしょっと立ち上がるが服部くんが手を挙げてそれを制す。
「どこ行くんねん」
「え?4人でだべるんでしょ?ほら、女の私がいたら話しずらくない?」
すると、4人は首を傾げるので思わず私はズッコケそうになる。ったく、人が気を使ってやったのに。
「ほら、あの子のあれが興奮するとか、好きな女の子のタイプとか…そういう話するんじゃないの?」
「んな、わけねぇーだろ!」
「最近、起きた事件とかそういう話や!」
「天羽さん、女性がそういう事を言うのは…」
「あはははは!!」
快斗だけ大爆笑していて、他3人は気まずそうに目をさ迷わせている
「は?何、不能なの?」
「誰が不能や!」
「20近い若い男4人が休日に菓子囲んで話す内容が事件と謎!?悲しすぎる!それとも何、あの殺人事件は勃つとかそんな特殊性癖なの?」
快斗は、お腹痛いとテーブルをバンバン叩いている。すると、新ちゃん含む3人は途端真面目な顔になった。