【コナン・まじ快】薔薇を食べる【工藤新一・黒羽快斗】
第3章 4月
「あった!」
スマホを発見して、ベッドから降りると「昼飯出来たぞー」という快斗の声。急いで部屋を出て、階段を降り玄関からダイニングへ行こうとした時玄関の扉が勢いよく開いた。
「工藤ーーー!!邪魔するでー!」
「服部くん、いきなりは…」
「え?」
ドンキのビニール袋を持った服部くんと後ろで呆れ顔をした白馬くんと目が合う。2人は私を見たあと固まって、顔を赤くした。
「な、なんで天羽が工藤ん家に!?」
「天羽さん!服!下!!」
「えぇ!?ちょっ!服部くん、白馬くんなんでっ…」
「自分こそ!なんちゅー、格好してんねん!」
「え?これは……」
「とにかく、天羽さん!早く!下を履いてください!」
戸惑っていると、玄関の騒がしさを聞きつけたのか新ちゃんが鬼のような形相で駆けてきて、服部くんの胸ぐらを掴む。
「服部てめぇ!何見てんだ!」
「ぐえっ……不可抗力や!」
2人がわーわー!と言い合っていると、快斗が私の体に布をかけた。わけも分からず快斗を見上げると彼はウインクを1つ。
「three,two,one」
パチン!と指を鳴らして快斗が布を取ると、私の格好はお気に入りの部屋着であるジェラー〇ピケのロゴの入ったTシャツにピンクのボーダーのモコモコとしたショートパンツ、揃いのパーカーに早変わりした。私は、快斗を見上げてニコリと笑う。
「さすが快斗」
「だろ?」