第5章 俺の進む道─寺島上京物語─
───数ヶ月後
東京での生活にも慣れてきた。あれから俺は専門学校に入学、バイトも無事に見つけることができた。学校が休みの日はバイト、たまに丸1日休み。今はそんな生活を送っている。
ご飯?いや実は俺あまり料理って得意じゃないことに気付いてね、そんなに自分で作らないわけさ。ぶっちゃけ面倒だし。俺が作った料理、夏海ちゃんよく美味しいって言って食べてくれたなーって思う。ほんと気遣ってくれてありがとうございます夏海ちゃん...。いや味覚が変ってことも...←
休みの日は買い溜めしておいた漫画読んだり本屋行ったり。いや俺って結構読むペース遅いからさ、意外と漫画たくさん読んでないよ。あとはゲームかな。これだけ見るとすげーインドアだよね。実際インドア派なんだけど。
んで、今は学校終わってこれからバイト。少し時間あるから喫茶店で時間潰してる。喫茶店に寄れるほど生活にも余裕ができてきた。
学校ねー、やっぱ自分がやりたくて目指し始めたことだし楽しいよね。苦はあんまない。
寺島「んー.....」
何やってるかって?見ての通り勉強、今日学校でやったこと。まあ勉強っていわれて想像するようなことじゃないけどね。
そりゃ叶うことなら今手元の鞄に入っている漫画読みたいし、ゲームだってしたいけど...
寺島「もうちょっとで終わるんだよなー...」
これやらないと後がのんびりできなくて。終わらせないと。