第2章 声優
夏海「寺島さん、私帰ります!2人で帰ってください!」
寺島「えっ、いいよ、俺から誘ったんだもん!」
夏海「でも私となんかよりお友達と帰った方が楽しいんじゃ...」
寺島「いいのっ!俺は夏海ちゃんと帰りたいの!」
夏海「えっ、あ、あのっ...」
大樹「だってよ。君、拓篤と帰ってやってくれ。こいつ寂しがり屋だから。」
寺島「なっ、よけいなこと言うなーーーっ!」
大樹「おうおう悪かったって!じゃ、またな。」
寺島「お、おう、悪いな!また明日!」
◆
夏海「ほんとに私となんかで良かったんですか...?」
寺島「言ったでしょー?俺は夏海ちゃんと帰りたかったの!」
夏海「は、はぁ...」
結局大樹さんは先に帰り、私たちは2人で帰ることになった。本当に良かったのかな...。
寺島「あ、ねぇねぇ、この後時間大丈夫?もしよければそこの喫茶店でも寄っていかない?」
夏海「はい、大丈夫ですよ」
寺島「じゃあ行こ!早く行こ!うーん寒いよー!」
寺島さん、楽しそうだなぁ...
私たちは喫茶店に立ち寄ることになった。