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声優目指します~寺島拓篤さんを追いかけて~

第2章 声優


 
夏海「寺島さん、私帰ります!2人で帰ってください!」

寺島「えっ、いいよ、俺から誘ったんだもん!」

夏海「でも私となんかよりお友達と帰った方が楽しいんじゃ...」

寺島「いいのっ!俺は夏海ちゃんと帰りたいの!」

夏海「えっ、あ、あのっ...」

大樹「だってよ。君、拓篤と帰ってやってくれ。こいつ寂しがり屋だから。」

寺島「なっ、よけいなこと言うなーーーっ!」

大樹「おうおう悪かったって!じゃ、またな。」

寺島「お、おう、悪いな!また明日!」







夏海「ほんとに私となんかで良かったんですか...?」

寺島「言ったでしょー?俺は夏海ちゃんと帰りたかったの!」

夏海「は、はぁ...」


結局大樹さんは先に帰り、私たちは2人で帰ることになった。本当に良かったのかな...。


寺島「あ、ねぇねぇ、この後時間大丈夫?もしよければそこの喫茶店でも寄っていかない?」

夏海「はい、大丈夫ですよ」

寺島「じゃあ行こ!早く行こ!うーん寒いよー!」


寺島さん、楽しそうだなぁ...
私たちは喫茶店に立ち寄ることになった。
 
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