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僕だけの君だと思っていた【声優】

第2章 新しい職場


次の日、わたしは社長に言われた通り
本社のあるビルに着ていた。

うわー、、
大きいビル。
こんなところで働けるんだ〜。
さっそく会社の名前が入っている階を押し、
エレベーターで上がる。
エレベーターには見たことのあるタレントさんがいた。
わーこのモデルさん可愛い!!
やっぱり本物ってすごいんだ!!!
この俳優さんも知ってる、、、。
ほんとにこんな中で仕事していくんだな。
よしっ、気持ち引き締めなくっちゃ!
そんなことを思いながら
指定した階に着いた。
受付の方に名前を言うと少々お待ちくださいと言われ、
待っているとすぐに担当の方が来てくれた。

大西「お待たせしました、
君が吉岡さくらさんかな?」

主「そうです!
はじめまして、社長の紹介で参りました、
吉岡さくらと申します。」

大西「そしたらちょっと、場所をうつそうか」

そう言われ面接に使われるような部屋に案内された。

大西「社長も言ってたと思うけれど、
ほんとに助かったよ。
今人手不足で大変なんだ」

大西さんは少し小柄でいて気さくそうな男性だった。

主「いいえ、こちらこそありがとうございます。
仕事を探していたところなので、
助かりました」

大西「吉岡さんは、こないだまで
キャバクラで働いていたんだよね?」

主「え、田中さんそんなことまで伝えてあるんですか!」

大西「安心して。別に偏見とかないからさ。
なんせうちの従業員って社長が色んなとこから
引っ張って来てるから、元々の職種はみんな様々なんだ」

なんて寛大な会社なんだ、、、。

主「そ、そうなんですか、、、。」

大西「うん、やっぱりキャバ嬢してただけあって、
吉岡さんすごく可愛いよね。
タレントに変なことされないように気をつけてよ〜」

主「いえいえそんなことはないですよ。
ていうか、タレントさんとそんなことになったり、しないですよね?」

大西「うん、基本的にはないよ。
うちは今とくにタレントと社員通しの恋愛にはうるさいからね」

主「そうなんですね。」

そんな話をしながら、
会社の仕組みやマネージャーの仕事を一通り
教えてくれて、その日が終わろうとしていた。

大西「うん、よし、今日はこんなところかな」

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