第8章 大人の魅力
<入野自由side>
僕はほどよくお酒が回っていた。
ここ最近あまり飲んでなかったし
仕事の疲れからかいつもより
お酒が回るのが早い気がする。
せっかく横にさくらちゃんがいるのに
持山さんと仕事の話ばかりで
全然話せない。
こんな状況だから仕方ないけど。
神谷「自由、次何飲むの?」
入野「ん〜、さくらちゃん、
何がいいと思うー?」
主「ウーロン茶がいいと思いますよ。」
入野「もー!まだお酒飲むの!」
主「ん〜、それならカシオレとか
軽いやつでいいんじゃないですか?」
入野「えー!
そんなの女の子っぽいじゃん!」
神谷「吉岡さん、日本酒飲めるー?」
主「はい、わたしは飲めますよ?」
神谷「じゃあ、みんなで熱燗いっちゃおう!」
入野「そうですねー!
さくらちゃん人数分頼んでー!」
主「、、、頼んで大丈夫ですかね?」
持山「まぁ、神谷さんは明日休みだから
支障はないけど、
入野さんは明日仕事?」
入野「午後からだから大丈夫ですー!」
主「んー、、じゃあ頼んじゃいましょうか。」
それから1時間後、日本酒を飲みはじめて
僕も神谷さんもフラフラだった。
持山「そろそろお開きにしようか。」
主「そうですね。」
神谷「まだ飲めるし〜!」
ぼくも結構酔ってるけど
神谷さんは酔いすぎて
眠りこけそうでいる。
持山「2人とも、家まで送って行った方がいいかもね」
主「そうですよね、タクシーで一緒に帰りますね」
持山「吉岡さんは
帰りどっち方面?」
主「わたしは〇〇区のほうです」
持山「そうなの?それじゃさ、
吉岡さんがいいなら、
神谷さんと一緒に乗ってくれない?
方面的に一緒だからさ。
僕、入野さんと家近いから、
僕が入野さん責任もって
送ってくから」
主「あぁ、神谷さんがよければ、
わたしはそれでも大丈夫ですよ。」
入野「え〜、僕持山さんと
帰んなきゃいけないのー?」
持山「入野さん!
若くて可愛いマネージャーじゃなくて
申し訳ないですが、ちゃんと
送り届けますから!」
入野「わかりましたー」
せっかく帰りはさくらちゃんと
2人になれると思ったのに。
それに、神谷さんとさくらちゃん
2人にして大丈夫かな、、。
なにもされないといいけど、、。