第8章 大人の魅力
<神谷浩史side>
あれからさくらちゃんから
連絡があって
是非行かせていただきますとのことだった。
さくらちゃんが来ないのなら
別にマネージャーにも来てもらう必要は
なかったから
マネージャーには飲み会のことを言ってなかった。
なので急いでマネージャーに連絡して
今日来てもらうように話したのだった。
僕はマネージャーが2人いるから、
出来れば女のマネージャーの方が
さくらちゃんにとってもいいかなと思ったけど、
男の方しか来られないみたいだった。
とういうわけで今、
僕はマネージャーの持山くんと
居酒屋で2人を待っていた。
持山「珍しいですねー!
神谷さんが僕を誘ってくれるなんて!」
彼は僕よりも少し歳下のマネージャー。
愛嬌がある奴だし仕事も出来るし。
でもプライベートで飲みに行ったりは
したことがなかった。
神谷「まぁね〜!
持山くん自由とも仲良いしたまにはいいかなと思って」
さくらちゃんが来るから
お前も呼んだだなんてことは言えない。
持山「嬉しいです!
入野さんとも飲めるし!
入野さんのマネージャーさんも
来られるんでしょ?
僕まだお会いしたことないんですよ、
新しいマネージャーさん。」
神谷「あ、そうだよね〜
僕も1回しか会ったことないから。
そうそう、吉岡さん、
マネージャーなりたてだし、
まだわかんないこと多いと思うから、
色々教えてあげて」
持山「わかりました!
でも珍しいですね〜
神谷さんが他んとこのマネージャーに対して
そんな風に思うなんて」
神谷「そんな風にって?」
持山「気にかけてあげてると言いますか。」
神谷「まぁ、自由のためかな。
あいつマネージャーコロコロ変わって
かわいそーだったじゃん」
持山「なるほどですね、、
わかりました!」
とは言ったけど、好意が多少あるからなんて
バレたらまずい、、、。
2人で話をしながら待っていると2人がやってきた。
入野「お疲れ様です!
すみません待たせちゃって!」
神谷「おせーよー!早く来いよ!」
主「ごめんなさいっ
遅くなりました、、、。」
やばい、いつもの口の悪さを
吉岡さんには知られたくない、、。
神谷「ううん!大丈夫だよ、
全然待ってないよ!」
入野「え?僕の時と違いすぎ、、笑」