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僕だけの君だと思っていた【声優】

第8章 大人の魅力


<入野自由side>

入野「おつかれ〜!」

主「お疲れ様です!」

インタビューの仕事が終わり
僕はさくらちゃんの元へ戻った。
いつもより笑顔で返事をするさくらちゃん。
なんかいいことでもあったのかな?
気になって僕は聞いてみた。

入野「なに、なんかいいことでもあった?」

主「あっ、、いいことかはわかんないんですけど、
入野さん今日、神谷さんと飲みに行かれるんですよね?」

入野「うんそうだよ〜っ
なんで知ってるの?」

主「あの、実はさっき神谷さんから
連絡がありまして、」

入野「え!そうなの!どーやって??」

主「あ、メールでです。
それで、吉岡さんもこないかって
誘っていただいたんですけど、
私も行ってもいいですか?」

僕は内心少し嫌な気がした。
別に僕のものじゃないけど、
彼女を無駄にほかのキャストに
会わせたりしたくなかった。

入野「さくらちゃんは来たいの?」

主「はい!
神谷さんのマネージャーも来られるみたいで、
色々勉強させていただきたくて。」

さくらちゃんは真面目な顔でそう言った。
ちょっとホッとした。
神谷さんに会いたいなんて言われたら
どうしようかと思っていた。

入野「そうなんだっ
それならいいんじゃない?
僕もさくらちゃんと飲みたいなって
思ってたし。」

それは本心だ。
でももっと言えば2人きりが良かったけど、、、。

主「ありがとうございます!!
夜、楽しみにしてますね!
入野さんは1度帰られますか?」

入野「う〜ん、そうしよっかな〜」

主「わかりました!
じゃあ、あとで待ち合わせして、
一緒に行ってくれますか?」

入野「うん!いいよ!
あとでまたメールして?」

主「はい!わかりました!!」

さくらちゃんと外で待ち合わせ。
仕事とは別だから
ちょっとだけワクワクした。
なんか僕、ピュアになったな〜。
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