第8章 大人の魅力
<主side>
車を走らせながら
先程のことを考えていた。
入野さんは寝ぼけてただろうから、
多分覚えてないんだろうな。
でもベットであんな強く抱きしめられて、、、。
嬉しかったかも。
彼氏もここ5年くらいいないし、
間で中途半端な恋愛も何回かあったけど
真剣になれなかったし、
男性との行為も気持ちの入っていない
ただヤルだけの行為だった。
人肌恋しいんだろうな、わたし。
なんかそんなことを考えていると少し
寂しくなった、、。
入野「ねぇさくらちゃんっ」
ふと入野さんに声をかけられ
自分の世界から目を覚ます。
主「あ、はい!どうされましたか?」
入野「さくらちゃんってそう言えばさ、
彼氏いるの?」
主「あ、いないですよ〜
もう全くっ」
入野「え!そーなのー??
どれくらい?」
主「5年くらいいないですね〜」
正直にそう返すと
入野「え!5年も?!
結構長らくいなかったんだね」
入野さんは驚いてるようだった。
主「そんな驚くことですか?笑」
入野「うん!今でも全然いそうなのに!
てか、、良かった〜
僕後先なんも考えず好きだなんて
言っちゃったけど、
彼氏いるのかとかなんも聞いてなかったもんね笑」
入野さんは少し安心したかのように
ホッとしたいたようだった。
主「あぁ、、そうなんですね」
なんて返していいか分からなかった。
気になったので逆に聞いてみた。
主「入野さんは
彼女いないんですか?」
入野「いま?いないよ?」
主「入野さんこそ普通にいそうじゃないですか。。」
入野「いないよー!
いたらあんなこと言わないししないから!!
ちょっと、、僕一途なんだからね!」
主「そうなんですか?笑
なんか入野さん可愛いですね!」
わたしは思ったことをそのまま口にした。
入野「可愛いって、、
僕さくらちゃんより年も上だよね?
嬉しくないんだけどーっ」
入野さんは少し拗ねてるようだった。
そんなとこも可愛い。
主「え?女性が男性に言う可愛いって
別に下に見てるとかそういうんじゃないんですよ?
なんてゆーか、、
んー、母性本能くすぐられるみたいな感じです」
入野「んー、それってさ、
僕のこと男として見れてないってこと?」
ルームミラーで後ろを見てみると
真剣な顔でこちらを見ている
入野さんと目があった。