第8章 大人の魅力
<入野自由side>
やべっ、、急がなきゃ、、、
僕は夢を見ていた。
さくらちゃんのことを考えながら寝たからなのか、
夢にさくらちゃんが出てきていた。
僕の近くに優しく微笑んで近づいてくるさくらちゃん。
愛しくて僕の近くに寄せてぎゅーってして
キスをした。
そんな夢、、、。
かと思いきやリアルなさくらちゃんが
横にいて仕事だからと起こされた。
僕の横に寝転がって
起こしてきたけど、、
あれ、、もしかして夢じゃなくて
僕は現実でさくらちゃんに
抱きしめてキスしちゃったのか、、な、、?
まぁいいや、今は急がないと、、、
僕は急いで着替えて下で待っている
さくらちゃんの元へ走った。
入野「ごめん!おまたせ!!」
僕は急いでドアを開け車の後部座席に飛び乗った。
主「はい!車出しますね!!」
時間も余裕はないので
さくらちゃんが車を出す。
入野「ほんっとにごめんなさい!!
時間、大丈夫そう?」
主「少し早めに入野さんには
時間を言っていたので、特に
遅刻とかはしないと思いますけど、、」
入野「はぁ、、なら良かった、、、
でも、ほんとごめん。
ありがと、起こしてくれて。」
主「いいえ、鍵をちゃんと預かってて
良かったです」
そう言うとさくらちゃんは笑った。
後ろからだからあまり
表情は読めないけど、、、。
彼女の後ろ姿は、
こうやって見ると仕事が出来そうな
女の人って感じだ。
今日も背中まで伸びた茶髪を一つにまとめて
白いブラウスを着ている。
こんな綺麗な見た目なのに、
ちょっと意地悪したら女の子みたいな
表情になっちゃうんだから、、。
でも、僕は仕事中は何もしないって
約束した。
だから我慢しないと、、、。