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僕だけの君だと思っていた【声優】

第7章 混乱


<主side>

それからわたしも現場を出て、
1人で事務所に戻った。

大西「あ、お疲れ〜吉岡さん!
朝はごめんねっっ
仕事、大丈夫だったかな?」

主「みなさん優しい方ばかりで、
特に問題はなく終わりました!」

問題、、、別の問題が発生したけどな。。

大西「そうなんだ!良かった。
自由ともうまくやれたかな?」

わたしの脳裏に先ほどの入野さんとのことが浮かぶ。

主「あっ、まぁ、特にそれも問題ないかと、、」

苦笑いで返答した。

大西「まぁ、なにもなくて良かったよ。
それじゃ、明日もよろしくねっ」

そう言われ、わたしの初日の仕事が、
ようやく終わった。

それから家へ帰り、
明日の予定を入野さんに確認しないといけない為、
連絡を入れようとしていた。
電話かけた方がいいんだろうけど、
電話で話すのはちょっと緊張するかも。。
うー、メールにしようかな、、


そんなことを考えていると、
入野さんから着信が入った。
わっ、タイミングがいいのか悪いのか、、
そんなことを考えながら
意を決して電話に出る。

主「もしもし、お疲れ様です吉岡です。」

入野「、、もしもしさくらちゃん?
全然連絡ないから、こっちからしちゃったよ。」

電話の向こうで話す入野さんの声。
やっぱりいい声。。
甘くて優しい。。

主「すみません、今わたしもかけようとしていたところでした汗」

入野「そうなの?
それじゃ、同じ時間にお互いのこと考えてたんだね。」

主「えっ、、あっ、、その、まぁ、そうですね、、」

入野「ふふっ、また動揺しちゃって、
ほんとかわいいなぁ、.
でも、そんなんで僕のマネージャー、
ちゃんと続けられんの?」

主「だって、意識してんのは、
昼間に入野さんがあんなこと、、、」

入野「あんなことって?」

主「いえ、、なんでもありません、、」

入野「さくらちゃん?
昼間にね、僕が言ったこと、本当なんだ。
君が好きだってこと。
でも、やっぱり仕事を続けて行く以上、
周りに僕の気持ちがバレるのはまずいし、
さくらちゃんにとっても仕事しにくくなると思うんだ。
だから、仕事中は普通通りにしてくれる?
僕ももう、なにもしないからさ。」

入野さんは真面目な声でそう言った。
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