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僕だけの君だと思っていた【声優】

第7章 混乱


<入野自由side>

僕がラジオの収録をしていると
ブースの外にさくらちゃんがやって来ていた。

チラチラこっちを見ている。
視線には気づいてるけど、
あくまでも仕事中。
僕はちゃんと仕事のことだけを考えていた。

ラジオのCM中にも
潤さんは
「ほんまさくらちゃん可愛いよな〜
ねぇ自由くん俺にちょーだいよ」
なんて言ってきた。

入野「あげるもなにも別に僕のものじゃないですから。」

櫻井「なに?潤もさくらちゃんタイプなの?」

福山「タイプですね〜可愛いじゃないですか。
いじめたりしたらどーなるかなーなんて」

僕はそんな会話を聞きながら
さっきのことを思い出してしまった。

別に後悔はしてなかった。
でも、さくらちゃんにとっては
仕事しづらくしてしまったかな、、。

ふとブースの外を見てみると、
さくらちゃんと目が合った。
目が合った途端に
さくらちゃんは恥ずかしそうに目をそらす。

あぁ、、やっぱり変に意識させちゃうよな。
ま、その表情も可愛いんだけど、、。

福山「てか、潤もってことは、
まさか櫻井さんも狙ってる感じですか、、?」

櫻井「ん〜、そうだね〜
まぁ、いろんな反応が見たいなっては
思っちゃうかな〜」

福山「え、、櫻井さんもかぁ、、、
これは負けてられないっすね、
自由くんも!
のほほんとしてたら、
俺たちにマネージャー
取られちゃうかもよー?」

ニヤニヤしながら潤さんが見てくる。

入野「もう2人とも、ちゃんと
仕事に集中してくださーいっ。
ほら、CMあけますよ」

なんて言ったけど、
2人も気づいてるんだよね。
僕もさくらちゃんのこと
狙ってるって。

さくらちゃんは、誰にもあげたくない。
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