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僕だけの君だと思っていた【声優】

第4章 神谷浩史さん。


<神谷浩史side>

吉岡さくらちゃんかぁ。
すごく可愛い子だったな。
可愛いというか綺麗というか、、、。
他の声優さんのマネージャーの
名刺を自分から頂戴なんて言ったのはじめてだった。
なんとなく、聞いておきたいと思ったんだ。
というか体が勝手にそうしていた。
仕事熱心な僕だけど、
珍しく仕事に私用の気持ちが入ってしまった気がした。
柄にもなく頭ポンポンなんてしちゃったし、、。
え、俺、なにしてんだろ。。

そんなことを考えると自由が挨拶にやってきた。

入野「神谷さん!入りますねー」

神谷「あぁ、うん、おはよ」

入野「おはようございますっ!
あれ?なんかどうしました?」

神谷「ううん、なんでもないよ。
そう言えば、さっき自由の新しいマネージャーさん、
挨拶に来てくれたよ。」

入野「あぁ、さくらちゃん?大丈夫そうだった?」

神谷「おいおいマネージャーを名前呼びかよ。
てか大丈夫って?まぁ緊張はしてそうだったけど、
いい子そうだね」

入野「ははっいいでしょ、若くて可愛いマネージャー。」

自由は自慢気にそう言って来た。

神谷「仕事だろ?別に可愛いもなにもないよ」

入野「もうっ、神谷さんのうそつきっ
正直可愛いなって思いませんでしたー?僕だけかな?」

神谷「可愛いとは思ったよ。でも仕事仲間だろ?
そんな感情じゃ見れないよ。」

うそだ。ぼくは自由のマネージャーに対して
初対面なのに何故かウブな感情が芽生えていた。
でもそれでは自由に対しても失礼になってしまう。

入野「まぁいいやっ、んじゃ、今日もよろしくお願いしますね〜。」

そう言って自由は出て行った。
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