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もう誰も失うことのないように
第2章 始まり
何回も繰り返してもみんなが死ぬことはなれなくて
だから毎回こうやって抱きしめる
『帰ろうか』
今日は調査兵団が帰ってくる日…だけど私は見ることが出来ない
だって…あの…残虐な日々を思い出してしまうから
そして記憶が無い【あの人】にも会うことになる
ああ、嫌だなぁ
ゴーンゴーンと調査兵団が帰ってきた鐘が鳴り響く
私は駆け出しそうなエレンを止めずに行かせる
『ミカサも行ってきなよ』
ミカサ「でも…」
『はい、荷物頂戴。エレンの事よろしくね』
私はミカサから薪を受け取ると家に帰った
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