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もう誰も失うことのないように
第3章 104期訓練兵
がベルトルトにもたれ掛かり寝てしまった後、ほとんどの者がその姿を見つめていた
サラリとした焦げ茶の髪に、閉ざされた目に長い睫毛
天使の休息と言われるほど、その姿は美しい
『ん…ぅ』
残酷な世界の中で美しい人
ベルトルト「……ふふ」
ベルトルトはもたれ掛かり寝ているを見て幸せそうに笑う
それをライナーとアニも幸せそうだ
ライナー「俺達の希望だな」
アニ「ああ…私達の希望」
ベルトルト、ライナー、アニを救ってくれた唯一の人
そんな彼女を誰が嫌いになれようか?
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