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もう誰も失うことのないように

第3章 104期訓練兵


『(地下室に行くために)』

ズキンと頭痛が私を襲った
それは──…

ライナー「ああ、これからはよろしくな」

ベルトルト「ありがとう…僕も頑張るよ」

アニ「アンタになら協力する」

共に笑い協力した記憶

『っ……なんで今…』

グッと歯を噛み締めて2人を見つめる
そこへ…ほんのり暖かい何かがナイフを持つ手に触れた

『!…アニ…』

アニ「しっ…着いて来て」

アニは私を引っ張り歩き出す

『どこ行くの!?』

アニは私の言葉を無視して誰もいない場所へ来た

アニ「記憶があるんでしょう?」

今…なんて?
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