第3章 104期訓練兵
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よく見るとベルトルトとライナーはよく皆の輪から抜け出すみたいだ
『(もし…あれがトロスト区の壁の破壊の計画なら…)』
殺さないといけない
その為に2人を木の影から観察するとベルトルトは顔を真っ青にしていた
『(大丈夫…落ち着け…ベルトルトは顔色が悪い。心配する振りをして近付いて首にナイフを刺せば…いきなりの事でライナーも動けないはず。その一瞬でライナーも殺ればいい)』
シミュレーションはバッチリ
ドクンドクンと煩い鼓動に苛立つ
服の上を握りると父に渡された鍵に触った