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もう誰も失うことのないように
第2章 始まり
『絶対よ?』
カルラ「分かったわ」
『良かった。私もちょっと出かけてくるね』
そう言って歩いていくがカルラは一番心配だった
子供らしからぬ笑顔とエレン達と行動するでもなく、1人で何かやっているのか、いつも傷を作っていた
カルラ「(…1人で何をしているの?)」
自分と似た目がただ真剣にカルラを見つめていた
真っ直ぐで真剣でそれでいて何処か仄暗い色をしていた
『大きな音がしたら外に出て』
凛としたの声がカルラの耳に残った
そして"お願い"と言った声からは哀しさが含まれていた
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