第3章 day2 「入間銃兎」
1度出てしまうと自分では制御できない。
擬似陰茎はいつのまにか膣から抜けている。
しゃがみこんでいたはずの体は、ローテーブルにお尻をぺたりと付け背をそらしている。
首輪を繋ぐリードが上に引かれ、今度は床に座らせられる。
その間もマッサージ器は細かく振動し私の陰核を苛め続ける。
床に座るまでの間も何度も限界を迎え、潮を噴いているため、床は水たまりができている。
それでも入間さんはハンドマッサージャーを止めなかった。
「ひふは、ひゃん。」
やっとの事で名前を呼ぶと、入間さんはくすりと笑いマッサージ器の電源を切る。
開いた足を閉じ立ち上がれば身体がふらりと傾ぐ。
鈍い金属音と首が締まる感覚で、私は繋がれたリードで支えられているのに気づき、太腿に力を入れて体を支えた。
「壊してみたい、なんて初めてですよ。」
ぐいとリードを引き私の顔を上げさせる入間さん。
無理やり口を塞ぐ枷を外したその顔は笑っていて、その視線だけで達しそうになる。
「壊しても、いいですか?」
はい。
そう言いたくなる口を必死に抑え、私は口を開く。
「お手柔らかに。」