第1章 ローがCPの一員だったら※
「悪ぃな。」
吐き捨てるように冷たく言われたのに、涙を拭う彼の指は暖かくて。激しい抽送を繰り返しながら、彼女の耳朶を甘噛みし、耳壺を舌で舐めあげる。
「…んぁぁッ……!ひゃぁッ!」
甘すぎる声をあげ、中をキュッと締め上げる。
「……クッ!首にしっかりつかまってろ。」
(ったく、こんなに善がりやがって……)
ローが感じる、彼女のナカは見られているせいなのか、いつもよりもヒクヒクと蠢き締め上げていた。耳への刺激を繰り返しながら、彼女の耳元で囁く。
「……今から言うことを何も反応しないで聞け…」
彼女を抱きしめ、腰の動きはそのままに言葉を発した。その言葉と共に吐き出されたローの吐息がレイラの耳を擽り、より一層の刺激となる。
「…んぁッ!あぁッ…!!」
「……このまま、逃げるぞ。頷いたり返事するなよ、わかったら、中で締め上げろ。」
ステューシーからは見えない、彼女の右側の耳に囁くロー。苦しいほどに締め上げている彼女の膣壁に眉根を寄せながら、意識が飛びそうな彼女を呼び戻す。
「……レイラッ…!」
激しい抽送によって掻き回されて溢れ飛び散る愛液。それと共に愛液と先走りが混ざった水音が、二人の耳に届き、より一層の快楽へと導く。
「…あぁッ!ローッ!イイッ!」
「…レイラッ!!」
ローが名前を囁く度に快楽の波がレイラを襲う。
「イケよ…最後に、中に出してやるからよ、それが望みなんだろ?」
さらに激しく突き上げる。子宮の奥へ強く突き上げると、身体を反らせ、嬌声はより一層の甘みを増した。
「んぁッ!…あッ……ああッ……ローッ!!イイッ…!」
「……っ…クッ…!締めつけ…すぎだッ…!」
きつく抱きしめ、耳朶を甘噛みし、首筋を舐め上げると彼女は絶叫を上げて達した。ローも彼女の最奥で熱い飛沫を吐き出した。全て吐き出し終わると、そのまま、くったりした彼女を抱きしめ、ローはサークルを貼る。
「……シャンブルズ!!」
「…!え!アイツ!」
ステューシーが一瞬目を離した隙だった。慌てて外へ出て、周りを探すもローとレイラの姿は既になかった。
「初めから、騙すつもりだったのね!!許さないっ!」
ステューシーは電伝虫を取り出しどこかへかけた。しかし、繋がらず、本部へと連絡をする。
「ローが裏切ったわ!」