第1章 ローがCPの一員だったら※
「……ロー?」
恐怖と不安が入り交じった声で、ローを呼んだ。
「なんだ。」
「サイファーポールって本当?」
「あぁ。」
「私を捕らえて始末するために近づいたの?」
「あぁ。」
「今までの、たくさんの言葉は……全部私を騙すため……?弄んでたの?」
「そうだが。まんまと作戦に引っかかってくれて助かったぜ。」
「……う…そ…。信じられな…いッ…」
溢れ出る涙が止まらなかった。
(それでも…私はローが…)
「……わかった…ローに始末されるなら、本望よ。ローに…殺して欲しい…」
決意した表情でローを見た。
(…レイラ…そんなことしねェ…もう少し…我慢してくれ…)
「死ぬ前に、最後に抱いてやるよ。」
レイラを抱き上げ、去ろうとするローをステューシーが引き止めた。
「待ちなさいっ!まさか、逃がそうと思ってないわよね?抱くなら、ここでしなさいよ。見ててあげるから!」
「てめェは悪趣味だな…。」
チッ!と舌打ちすると、レイラをコンテナの上に放り投げた。
「…キャッ!」
ローの目が獰猛な獣のようだった。レイラは恐怖で震えた。ローは、彼女を拘束していた手足の紐をナイフで切り、服を思いっきり引きちぎった。
ビリビリッ!!
「……イヤっ!」
「……最後だ、好きに抱いてやるよ。どうして欲しい。」
頬に手を添えてレイラを見つめるローの瞳の奥は、悲しげだ。添えられた手は温かく、優しかった。レイラはローの手に自分の手を重ねた。
「最後なら…激しく抱いて…」
「お望みのままに。」
そう言って、ローは彼女の白く滑らかな首筋に強く吸い付き、舌で舐め上げた。
「…っあッ!」
オレだけのモノ、の証。赤い花びらを濃くつけた。ローが噛み付くように唇を塞ぎ、レイラの小さな舌を絡めとる。次第に奪われていく呼吸。意識が飛びそうな程に熱く熱く与えられたキスだった。スカートを捲り、下着をナイフで切ると、ローは余裕がない、というようにカチャカチャとベルトを外し、レイラの蜜壷に勢いよく突き入れた。
「…ッひぁッ…!」
まだ充分湿り気のなかった蜜壷に、急に与えられた刺激と痛みと恐怖にレイラの瞳から涙が零れた。