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気まぐれ中・短編集【ONE PIECE】R18

第1章 ローがCPの一員だったら※


ローとレイラは、潜水艦の中のローの部屋にいた。ベッドの上で繋がったままの二人。ローはそのまま彼女の額にキスを落とした。

「ロー?私を…始末するんじゃ…?」

「するかよ。あれは、"芝居"だ。」

「…え?じゃあ…サイファーポールを裏切ったってこと?」

ローからのキスの雨を受けながら、レイラはローの瞳を見つめた。

「…そうだ。サイファーポールが追いかけてこようと、世界政府が何かしてこようと、お前を失うことより怖いことなんてない。…レイラ、愛してる。」

レイラの唇を荒々しく奪うと、レイラの中のローが再び元気になる。

「ロー…あなたが何者でも構わない。例え世界政府が追いかけてこようと、あなたがいなくなることより怖いことなんてないわ。…ロー、愛してる。」

キスの雨を降らせながら、ローの律動が始まった。

「お前のナカは、最高だな…!」

先程までの行為のせいで、溢れ出る愛液が卑猥な音をとめどなく発する。その音が耳に届く度に快楽が押し寄せてきて、キュウキュウと締め付ける。

「…あッ!…んぁぁッ!」

快楽の波に溺れた二人は朝まで何度も身体を重ね合わせた。



「サイファーポールから、よく逃げれましたね。」

ペンギンが心底感心していた。

「あれはな、麦わらの一味がルッチ達を倒してくれたのと、オレがウォーターセブンに行かなかったからだ。」

「麦わらの一味?」

「最近急成長の奴らで、ニコ・ロビンというオハラの生き残りの女のために、世界政府に喧嘩を売った大バカ野郎だ。まぁ、おかげでやりやすかったがな。ステューシー一人くらいならなんとでもなったしな。」

「世界政府に喧嘩を…とんでもねぇことするやつがいるんすね。」

「オレも似たようなもんだろ…麦わらの一味…面白ェ…」

ローはニヤリと笑みを浮かべた。

「…そうっすね。レイラのために野望捨てるなんて、大バカですよ…でも、そんなキャプテンだから俺たちついて行くんすよ!」

「言うじゃねェか…」

ローは少しだけ顔を赤らめて、照れくさそうに頭を掻いた。

「…で、どうするんすか、これから。」

「決まってんだろ、まずは11年前の本懐を遂げることからだ。世界政府はそのあとでいい。」

全ては愛する人のために。
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