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気まぐれ中・短編集【ONE PIECE】R18

第5章 高熱※


「…レイラ…」

「サンジ、そばにいて…あっためて?」

「そ、それって……」

言った私も、サンジも顔が赤い。私は違う意味で熱が上がった。



「…んんぁッ…あぁッ…」

サンジのキスが私の身体を這い回る。キスを落とされた箇所全てに、赤い花が咲いていく。

サンジのキスが胸の膨らみに落とされ、蕾を唇と指で刺激されると
耐えきれず、さらに甘い声をあげた。

「…ひゃぁッ…んッ…あぁッ…!」

ビクビクと反応する身体。子宮の奥からジワジワと何かが湧き上がってきて、サンジの指が私の下半身に触れる時にはグッショリと濡れていて…

「濡れてる…胸への刺激だけでこんなに…」

私のナカはサンジの繊細な指の動きで掻き乱され、溢れ出る蜜がとまらない。
サンジは、嬉しそうな笑みを浮かべ、蜜壷に舌を這わせた。

「…あッ…いやっ…そんなとこ…舐めちゃダメぇ…」

途切れ途切れにサンジにイヤイヤを伝えても、それはかえってサンジを煽るだけだった。

「可愛なぁ…もぅ、我慢できねぇよ……挿れていいか?」

「…あッ…私も…サンジが欲しくてガマンできない…来て…」


足を開かれ、蜜壷の奥にサンジのモノがゆっくりと埋まっていく。
全てを受け入れた私のナカは、サンジのモノを奥へ奥へと引き込んでいく。

「相変わらずのキツさ…たまらねぇ…動くよ?」

「…うん…」

囁くように耳元で言われ、擽ったさでさらに締め付けてしまった。
ゆっくり始まったサンジの律動に合わせて上がる甘い声。自分でも驚く程の甘さだ。その声がサンジを煽り、律動が激しさを増していく。
「んあッ!ああッ…いいッ…もっと奥まで突いてっ!サンジ……」

「ッ…!レイラ…すげぇ締め付けてる…気持ちいいか?」

「…ひぁッ…あッ…もうダメぇ…」
サンジに首筋にキスを落とされ、耳殻をペロリと舐められた瞬間、私は絶頂に達した。同時にサンジも私の子宮の奥に自身の欲望を吐き出した。

いま、熱くなっている私の身体は、サンジによって上げられた熱によるものだ。この熱は彼にしか上げることができない。サンジの熱も上がっていて、彼の熱は私しか上げられない。

寒気も、節々の痛みもないのに、上がった"高熱"は、サンジといる限り下がることはない。薬や治療の効かない、愛の"高熱"だから。
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