第18章 誕生祝い to Masaki * 3rd
今日は最初から別行動。
遊園地だから、乗りたいものがそれぞれ違うからね。
「お昼に一旦合流しよう」
「了解」
「待ち合わせ場所は…」
別れる前に、翔くんと潤とこの後のことを確認していたら
「風間、もし雅紀に何かされたらすぐ連絡してね!」
「すぐ助けに行くからね!」
なんて、ニノと智が風ぽんに言ってるのが聞こえてきた。
2人は真面目に風ぽんの心配をしてるみたいだけど、何かってなんだ!人聞きの悪い!
「ありがと。でも相葉ちゃんはそんなことしないから…」
風ぽんが穏やかに微笑みながら否定してくれたからホッとする。
そーだそーだ!
俺が大事な風ぽんに変なことするわけないだろ!
「いやいや!ついさっき風間のこと傷つけたばっかじゃん!」
うぐっ…
それは反論出来ない…
悪気がなかったとは言え、風ぽんを傷付けちゃったのは事実だもんね…
でもそれは反省した!
もう二度と同じ過ちは繰り返さない!
「大丈夫だよ。でも心配してくれてありがとうね」
風ぽんがにっこり笑うと、ニノも智もそれ以上は何も言わなかった。
代わりに「絶対泣かせるなよ」と言わんばかりに俺のことキッと睨んできたけど。
大丈夫!俺のこと信じてくれる風ぽんのこと、絶対もう悲しませたりしないから!