• テキストサイズ

キミのとなりで ずっと【気象系BL】

第18章 誕生祝い to Masaki * 3rd



可愛い可愛い風ぽんをずっと見ていたかったし、いつまででも見ていられると思ったけど。

「相葉ちゃん…」

恥ずかしさが限界を超えたのか風ぽんの目が潤みだした。

まだまだ可愛い風ぽんを眺めていたかったけど、これ以上は可哀想か。

涙目の風ぽんも可愛いけど、好きな子を泣かせて喜ぶ趣味はないし。

もう着替えに帰るとか言わないだろうから、それなら今日はこの後もいくらでも可愛い風ぽんを見れるもんね。

「ごめんね。可愛い風ぽんを堪能してたの」
「もう…///」

風ぽんの隣に戻って素直に謝ると、風ぽんは怒ったふりをして頬を膨らませる。

でもそんな顔しても可愛いだけだよ。

ただの照れ隠しで、風ぽんが本気で怒ってる訳じゃないって知ってるもんね。

あー、可愛い♡
あー、幸せ♡

「くふふふふ」
「きもっ!!」

幸せすぎて自然と込み上げてくる笑いを止められずにいたら、ニノにドン引きされた。

「それにデレデレしすぎてひっどい顔!」
「なっ…お前人の幸せ溢れる顔見てなんてこと言うんだ!」

そりゃデレデレしちゃってる自覚はあるけど。

そんな気持ち悪いものを見るような顔するこたないだろ!

「ほんとのことでしょ!」
「それを言うなら翔くんだって相当だからな!」

いつも通りの売り言葉に買い言葉。
ニノとはすぐこうなっちゃう。

でもマジで、ニノに見惚れる翔くんは俺の比じゃないくらいひどい顔してるぞ?

今日に限らず。
割と日常的に。

でも事実を伝えただけなのに、ニノは一気に不機嫌になった。

「はぁぁ!?翔ちゃんがそんな気持ち悪い顔する訳ないでしょ!!雅紀と一緒にしないで!!」

いやいやいや、ニノはどこ見てんだ?

今現在もニノの斜め後ろでニノに見惚れてデレデレしてんじゃん!!

/ 664ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp